九州ドムキャンプin阿蘇♪=1

2007324日(土)25日(土)@阿蘇YMCA

主催:九州ドラムキャンプ実行委員会

ゲスト:ペッカー(パーカッショニスト、DCFA理事長)

     徳田KEN(三島ジャンベスクール校長)

参加者:26

スタッフ:熊本DC(まりりん吉津・フォトン小川)宮崎DC(ひのぴ〜日野)DCカゴシマ(もりぶー森田)

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=九州ドラムキャンプまでの経緯=

それは2005810日にはじまった。

ボクは、自分のホームページの掲示板に書き込まれた「第1回宮崎ドラムサークルのお知らせ」を見て「ドラムサークル」には何の興味もわかなかったけど、ただ、ボクが子供のころからのアイドルだったペッカーがゲストで来るとのことだったので、ペッカー見たさの単なるミーハー根性で宮崎に車走らせた。

 そこで初体験したドラムサークルからボクの生き方は大きな舵を切った。

 宮崎ドラムサークルの主催者、ひのぴ〜との交流が始まり、鹿児島にドラムサークルカゴシマ♪をたちあげ、20063月宮崎ドラムサークルをお手伝いに行った三股でのドラムサークルで熊本でドラムサークルをはじめたいというフォトン小川さんと知り合った。2ヶ月に1回、東京にドラムサークルファシリテーター研修に参加するうち、東京ドラムサークルの活動家だったまりりん吉津さんと知り合い、彼女が熊本に異動することになった。まりりんとフォトンをつないだ。熊本ドラムサークルができた。

 20066月、ボクとフォトン小川さん、まりりんはヤマハリゾートつま恋でのドラムキャンプ6に行った。いろんな深い経験をした。ひのぴ〜は悔しがった。九州のドラムサークル仲間は、そんな遠くまで行けない。なら、九州でドラムキャンプやろう!九州ドラキャンやろう!DCFAペッカー理事長が飛びついた。「九州?行くよ!いつ?いつ?」

 九州ドラムキャンプin阿蘇、話はゆっくり、確実にすすみはじめた。時に断念しかけたけど、実行委員長フォトン小川さんの鶴の一声で実現にスパート、そして2007年3月24日ついに実現した。やればできる。

 

=初日=

あいにくの大雨でみんな到着遅め。でもなんとなく、ドラムコールで太鼓のリズムが皆さんをお出迎え。

鹿児島、宮崎、熊本はもちろん、福岡、石川からの参加がありましたが、はじめて会っても太鼓叩いているうちに言葉交わさずとも次第に打ち解けてきます。

粘土による土笛づくりワークショップ。この輪(サークル)になってのものづくりは、もくもくと一人での作業なんだけど、横同士教えあったりしてなぜだか不思議な共有感が生まれます。

こねこねこねこね・・・・かなりハマリました。

みんなまん丸だけど、たまご型に挑戦。こねこね成形してテグスで真っ二つに割って、くりぬく線を入れる。

いつのまにかナシ型に。こんな感じで中身をくりぬく。

淵にギザギザ切り込みを入れてつなぎあわせ、吹き口を開ける。

指穴あけて、模様を切り込み、完成。よく鳴る鳴る〜♪

隣はペッカー理事長作品。3日ほどで乾くらしい。

続いて、三島ジャンベスクールの校長先生で、ジャンベの神様、ママディ・ケイタの愛弟子、徳田KENさんによるアフリカンリズムワークショップ。

西アフリカのお祝いのリズム、ククのリズムとイントロフレーズを組み立てていきました。

ベース、トーン、オープンの叩き分けから左右分解、フレーズ分解と構築、いつも徳田KENさんの鮮やかな指導手順には驚かされます。

1時間程度のワークショップでしたが、みんなでククグルーブが奏でられるようになりました。

ドラムサークルは感じるままに叩くユニバーサルリズムを基調にしたフリードラミングだけど、ジャンベのような年千年も昔から連綿と続いてきた伝統文化リズムの土台にユニバーサルリズムが成り立っていること実感できるワークショップでした。ありがとう、KENさん!

視覚障害者の参加者の横に寄り添う盲導犬アンドレ。ドラムが鳴ってても、ずっと静かに横にいました。当然ですが。。

参加者同士をつなぐ恒例のアクティビティ、テイク&パス♪

豪華ディナー。ビール付。

今回の九州ドラキャンの目玉は夕食後のキャンプファイヤードラムサークルでした。しかし外はあいにくの雨。

かわりにキャンドルナイトドラムサークルを実施。これが大正解。

スモールタンバー(小物)ドラムサークルやってるうちに証明が消え、火の精(ペッカー理事長)が登場、スペイン語による呪文を唱えながらローソクに火をともしていく。

音はいつしかトーンチャイムのフリーセッションに。みんなが火の光とトーンチャイムの美しい音色に集中。だんだんと音が遠く、少なくなっていく。

そして無音に。いや、雨音だけが・・・・・・・・・・・・・なんという静寂。

 

みんながひとつになった瞬間。ドラムサークルの到達点。

みんなで火を見つめながら、雨音に耳を傾け、最高の癒しを深ぁ〜く味わう。

 

 

 

 

小さな小さな太鼓の音が

・・

・・・

・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

 

ろうそくの火が消え、明かりがついたときの参加者の皆さんの深い癒しに包まれた微笑の表情が忘れられません。

近隣温泉チーム、施設のお風呂チーム、そしていきなり飲み会チーム

お部屋に移って研修会。研修素材はバサシとさくらコロッケ。

研修は続きます。

けなげなアンドレ〜

 

2日目=

やはり朝はお散歩です。

こんな場所。建築関係の賞を3つもとったらしい、スバラシイ施設。

天まで昇るバカ!

左から福岡のトニー、東京のペッカー、福岡のマミータによるモーニングラテンセッション。

さすがプロなだけに、うまいね。当然だけど。

九州ドラムキャンプ実行委員会の仲間

左からボク、宮崎DCひのぴ〜、熊本DCフォトン小川委員長、まりりん吉津さん

リットーミュージックの「パーカッションマガジン」編集長直々のご出張による取材を受けました。

2日目は、いきなり大盛り上がりのアフリカンリズム&ダンスにはじまり、前日のジャンベワークショップのおさらいし、ペッカー理事長によるセロトニンの話題、そして参加者全員による所感表明(感動した!)

そしてクロージングドラムサークル。ずっとおとなしかった小学生の男の子が、この最後のドラムサークルでガンガン叩きまくってたの印象的でした。

昼食に老舗「あそ路(あそじ)」に移動。別れをしのびます。

阿蘇名物の高菜めしとだご汁、これにもつ煮込みがついた。

予定では、昼食後、野外ドラムサークルの予定だったんだけど、前日の大雨で地面のコンディションが悪く断念、ここで解散となり、再会を誓いました。

でも、叩き足りない途中参加者中心に、野外ドラムサークル決行したようです。

 

今回の最大の収穫は、トニー、マミータをはじめとする福岡ドラムサークル立ち上げ準備のキーメンバーと介することができたこと。

これが大きい。

トニーはすばらしい音楽家、どんたくの街、福岡でどんなドラムサークルが出現するのか楽しみ。

そして、ファシリテータとしてではなく、ファシリテータの気づかないところをフォローするためにドラムサークルの輪の外から参加者の様子を観察すると、いつもと違った視点でドラムサークルを感じることができた。

来年もやろうな!

 

参加された方、次回参加予定の方、掲示板に一言、どうぞ!

※掲載写真は個人が特定されにくいよう配慮した加工を施してあります。問題がございましたらメールにてお知らせください。

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