上野原縄文の森

200753日(木)4日(金)[5日(土)は中止]

ファシリテータ:森田moriboo孝一郎

スタッフ:国分中央高校のボランティアスタッフ

参加者:2日間で述べ約60

ゴールデンウィーク真っ最中の53日から5日まで、霧島市にある国内最古の縄文遺跡群、上野原縄文の森の春まつり、そのなかでボクのお役目は、午前中の手づくり縄文楽器体験と縄文ドラムサークル、そして縄文芸能団での打楽器演奏でした。

 初日は、快晴のいいお天気。

 「ドラムサークルはじめま〜す」というアナウンス後、すぐに子供たち、親子連れが太鼓群に群がりドンチャカやりはじめました。

 ま、最初はそうなんですが、誰も周囲の音なんか聴いちゃいません。自分が触りたい楽器の取り合いが最初のハードルです。

なんとか落ち着いてたたき始めた子供、大人に対し、ボクが手持ちのサウンドシェイプで「今、みんなと一緒にやってるんだよ」というメッセージを送ります。

でもなかなか雰囲気的に全体の一体感が散漫で、ドラムサークルをひとつにしていく作業が難航しました。

途中、いい感じでノッテるご夫婦をショーケースしようとするまでのレーダーの検知覚について、室内時と違うトランジションポイントを感じました。

やはり、室内のドラムサークルとは、なにか違う響き、違う状況をいろいろ感じました。

また、これまで屋外では不要と思っていたサウンドスケープですが、風の音、木々のざわめきに楽器の音を参加させることを学びました。

2日目は朝から雨模様で、午前中の手づくり縄文楽器体験は、テントの中で実施。午後からのドラムサークルも、テントの中で小物楽器によるスモールタンバードラムサークルにしようかと思いあぐねていたところ、雨が上がり、雨が降らないことを森の精霊に祈り、思い切って楽器出して予定通り、屋外での縄文ドラムサークルを実施。

 初日同様、ドラムサークルはじめての参加者の皆さん、最初はもちろんバラバラでしたが次第にリズムがそろってきて、いくつかのキュー出してそれがみんな理解できるようになると全体の一体感をなんとか感じてもらえるようになりました。

 しかし、シェイカーとスズ、カスタネットのセッション後、太鼓にもどって自然の音と自分の心臓の鼓動をセッションさせるつもりでハートビートによるセッションを開始したとたん、参加者の半数近くが席を立ってしまいました。私が参加者の皆さんのリズムへの帰属意識を音でつくりだすファシリテーションができなかったのだと思います。

 太鼓叩きながらブームワッカーに持ち替えさせたセッションも、太鼓とワッカーが被ってるときはよかったですが、ワッカーだけになったときのリズムパターンが低音から高音までほぼ同じになってしまい、ワッカーを渡すときにもっと音楽的アプローチがファシリテートできなければならないと感じました。

3日間の期間中、毎朝7時半現地入り。

最終日は前日を相当上回る大雨、っつーか雷雨を伴う嵐。

場所を完全室内に移しての実施もとりざたされましたが、安全第一を優先し、8時半に3日目の全イベント中止が決定。

でも2日間、たくさんの方々と音の楽しみを共有できたこと、感謝。

 

参加された方、次回参加予定の方、掲示板に一言、どうぞ!

 

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