4

20061021日(土)10001130鹿児島市立伊敷小学校体育館

ファシリテータ:森田moriboo孝一郎

スタッフ:1名(かなへび)

参加者:大人4名、小学生15名、合計19

今回はたくさんの子供たちが来てくれましたー。

前回ドラムサークルは夏休み最後の土曜日ということで参加者少なかったんですが、今回は子供たち同士で声かけあってくれたみたいで15名もの子供たちがきてくれました。

その間私は、ドラムサークルファシリテーター協会(DCCFA)認定のスティミュレイティブファシリテーター資格に合格したり、ドラムサークルの父といわれるアーサー・ハルさんのファシリテーター研修を3日間山梨で修了した後の最初のドラムサークルということで、ドラムサークルファシリテーションについて勉強したことが頭と身体に充満していて歩くとこぼれそうな感じでしたが、何度やっても最初は楽器搬入で汗をかくんですね。

事前予約状況から、参加者は多くても10数名だろうと思っていたのでサークル(輪)の形状は参加者が参加者全員を見渡せる一重を選択。楽器は金沢で学んだクリスティン・スティーブンス方式でサークルの中央に集積させ、タイコを選んでから着席させました。これだと子供たちが座ってから空いている別な楽器にうろちょろ動き回ったりしないですね。

今回はこれまでの親子ドラムサークルに参加経験あるリピーターが半分、初参加が半分。正直やりやすかったです。

 

最初に何の説明もなしに自由にたたき始めるドラムコールでは、参加者の特性をよーく観察しながらどんなファシリテーションが有効かじっくり考えながらすすめました。

例によってバラバラドンチャカドンチャカ状態から、スタッフかなへびによるタンタンのベース音にだんだんエントレインメント(同調化)して全体が一定のリズムにそろってきます。

一定のリズムをしばらく続けて最初のトランジションポイント(移行ポイント)に対する緊張違和感が出始め、そのパーセンテージが70%まで上昇するのを待ち、ようやく私はサークル(輪)の中に。

アテンションコール(こっち見て見てー!)でみんなの注意を引き寄せ、次の合図でリズムを止めること示してストップカット、そしてゴー!

ここまでで最初は個々人のドラミングが、だんだん全体の一部として認識され、最初のファシリテーションキューで全体の一体感を感じてもらえたと思います。

しかし、ファシリテーターを注視してもらうアテンションコールで、なかなか私を見てくれない子供がいて過剰なアテンションをしてしまったことが・・・。終わってからの反省フィードバックで、あれは子供さんにとってはつらいことだったのではないか、というスタッフかなへびからの指摘があり確かにそうだったと反省。周囲を見る、聴くという行為はひととおりではなく各個人それぞれのやりかたがあるのかも、とそのときの子供の様子を思い起こし感じました。

みんな、かなへびのフルートの音色にくぎづけ♪

ドラムコールの後は、ドラムサークルを案内するウィンドウオブコミュニケーション(合間のお話)をして、ジュンジュンのハートビートからレイヤーイン(だんだんと音を重ねていく)でセッション再開。

楽器それぞれの特性を感じてもらうようつとめました。

休憩をはさんで、サウンドシェイプとシェイカーだけのドラムサークル。

小物系によるドラムサークルは、音楽的要素を盛り込むことが要求されますが、私自身のファシリテーションがまだまだその粋に達しえていないこと痛感。改善の余地が大いにあります。

そして毎度恒例のかなへびによる器楽演奏とのセッション。フルートによる「大きな古時計」とサックスによる「風になりたい」。

うたいながら叩いてもらいたいんだけど、うたってるのは私だけですがよ。。これも今後のファシリテーションの大きな課題。

でもみんな楽しそうな笑顔。これで十分救われますね。

クリック

参加者の皆さんに楽しんでもらったと同時に、またまたいろいろ課題が見つかりました。特にアテンションの個別配慮と小物での音楽的表現。次回はこれに注力します。

 

♪参加者の声(アンケートより抜粋)

はじめは恥ずかしかったけどいつのまにか楽しくなっていた。(40代母)

全部がとても楽しかった(男子)

どうなるかわかんなかったけど楽しいのだった。(男子)

おもいっきり体のストレスがでていった(女子)

身体中の血がさわいだ。スッキリしたー。次は大声でうたいながら身体も動かしたい(40代母)

初めての参加者もいてお互い顔を見合わせ楽しく音楽(音)を感じることができました。ありがとうございました(40代母)

とてもいい体験だった。また参加したい。(女子)

みんなでいろんな楽器を出してとても楽しかったです。(女子)

毎回来てるけど今回が一番楽しかった。次回も参加したいと思う。(女子)

外国の人ともドラムがあればもっとふれあえる(男子)

リズムをつかむのがうまくなった(男子)

ない(男子)

 

DCFAへの実施報告書レポート

アーサーハルプレイショップ後、最初のDCということで教えずに教えること、全体の自立、最小のファシリテーションを念頭に行いました。

リピーターも半数いてとてもやりやすくなってきました。ドラムコールの間で参加者の特性を見極めながらファシリテートできるようになってきた気がします。

しかしサウンドシェイプとシェイカーだけのDCでもっと音楽的な表現をファシリテートすべきだったと反省。次回に活かします。参加者の皆さん、スタッフの尾崎さんに心から感謝。

2006年1022日 森田孝一郎

 

ドラムサークルカゴシマトップへ